単行本第7巻の読み直し雑記です。
全国大会準決勝の2試合「明和FCvsふらの小」全て、「南葛SCvs武蔵FC」の前半途中までという、豪華な内容! ……なのですが、豪華すぎてまとまりがどうにも悪く、試行錯誤の上、「明和FCvsふらの小」だけで記事を作成することにしました。
「激闘! 明和V.S.ふらのの巻」の123ページまで。
それでは第7巻(の途中まで)、キックオフ!
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「夢の対決 さあキックオフの巻」……の「激闘! 明和V.S.ふらのの巻」
第7巻の「登場人物紹介」「前巻までのあらすじ」は、これです。
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松山光くんと若島津健ちゃんが初登場。 松山くんはこれ以降の巻では第17巻まで、このスペースに登場しません。
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健ちゃんが試合会場に到着したところから始まる第7巻、準決勝第1試合「明和FCvsふらの小」。
松山くん言うところの「日向のワンマンチームの明和FC」と「チームワークのふらの」という、対照的なチームの対戦。
そして「キャプテン翼」の試合でも、小学生の試合に関わらず、めったにない反則あり! PKあり! の非常に珍しい試合であることは、特筆すべきことでしょう。
ちなみに反則は明和FCだけで、ふらの小は反則0でした。
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日向小次郎と松山光の初対峙。 かっこいいねえ!
その最中、次に対戦を控えている南葛SC、武蔵FCはミーティング中。
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この両チームのコマ割り、よく考えられてるので好きだな~。特に最初のチームの描写と監督同士のコマ、最後にチームのエースで締めくくるのがね。
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日向小次郎vs松山光によるボールの取り合い、一騎打ち。
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小次郎の家族を背負ったシュート! 決まって先取点は明和FC。
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そうそう、試合は始まったばかり。
そしてこの試合中、謎の行動を起こす松山くん。
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そりゃあ、さすがの日向小次郎もあっけにとられるわ。
「謎の行動」と述べましたが、これ、ホントに意味があったのかなあ……?
チームを率いるキャプテンとしては、やってはいけないことではないのか? と、今なら思っちゃうんだよねえ……。
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睨む松山くんに、受け止めてにらみ返す小次郎。 松山くんのPKは……
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見事に決まって、1対1の同点に。 そのゴールネットの後ろで呟く少年が一人……。
前半はほぼ互角の明和FCvsふらの小。 しかし明和FCにとっては好調とは言えない意外な理由がありました。
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日向小次郎の不調。 さすがに全国大会の最中にアルバイトはやってないでしょうけど、疲労はたまりますよねえ。
一方のふらの小は、松山くんの怪我が不安要素。
後半開始。 吉良監督の言うことを守って、小次郎を助けるタケちゃん。
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小次郎のシュートが決まって、2対1に。
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三杉くんの解説。 アナウンサーさんはあくまで「実況」なので、サッカーをよく知っているロベルト・本郷や三杉くんの存在は、非常にありがたい。
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この試合、屈指の名言と名場面。
ふらの小のチームワークに溢れたプレイですが、
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最後にはこのひとが防ぎます。 うーん、今見ると、この細い身体は「やっぱり小学生だなあ」と新鮮な気持ちになりますね。
しかしボールは松山くんの近くに。 タケちゃんが防ぐも間に合わず。
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シュートが決まって2対2の同点。
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どちらも苦しそうなんですが、苦しさの中にもシュートが決まって喜び溢れる松山くんと、半ば茫然と喘ぐ小次郎の対比が、何とも言えません。
試合も終盤、同点になったことで勢いづくふらの小。
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めったに見ることのない必死の形相の日向小次郎。
この試合、小次郎のいろんな表情が楽しめるのが、私にとっては密かなツボです。全て嬉しそうな、喜ばしい表情ではないところが、特にね。
<重箱の隅コーナー>でやろうと思ったくらいですが、割愛します。
ここでまさかの出来事が!
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偶然(……偶然だよね?)ボールが当たったとはいえ、ハンドという反則は反則。
ふらの小にとっては勝利に近づくPK、明和FCにとっては絶体絶命のPK。 さすがの日向小次郎も、どうすることも出来ません。
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この絶望にうちひしがれた表情……。
そこへ現れた救世主、
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その名も若島津健!
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地獄から天国へと一気に気分が変わった明和陣営。 そして余裕しゃくしゃくの健ちゃんは、小次郎に伝言。
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キーパーが代わろうと関係なし! の松山くんは、渾身の力でシュート!
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ほんの一瞬だけ虚をつかれた健ちゃんですが、パーフェクトなキャッチング! で阻みます。
この松山くんの表情が……ううっ。
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そして伝言通り、小次郎へパスする健ちゃん。 この健ちゃんのポーズ、好きだな~。
持てる力を振り絞って、ふらの小のゴールを目指す小次郎、シュート! それを阻もうとするふらの小。
しかし……
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3対2で明和FCの劇的な勝利! 決勝進出を決めました。
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松山くん……。
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呆然と立ち尽くす松山くんと、ドヤ顔腕組の健ちゃんの対比が……。
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僅かな期間でも、ふらの小と明和小に在籍していた岬くんの心境、これいかに……。
シュートが決まったのかも分からないほどの小次郎はグラウンドに倒れ、ふらの小は健闘を称える拍手の中、爽やかにグラウンドを去っていきました。
【個人的好みで選ぶ、名言コーナー】
今回はキャラクター別で紹介。
まずは日向小次郎。
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今 おれの頭の中には 優勝という二文字しかない
おれは勝つ――――
どんなことをしてもしても勝つ――――
おれは……… 勝たなきゃならないんだ!!
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おまえ うわついた気持ちでサッカーするんだったらやめろ
グラウンドにたてば まわりは すべて 敵になり その敵は どこからでも おそいかかってくるんだ
明和FCに入るんだったら そういう心がまえで はいってこい
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この… このおれが こんなところで 負けるのか
これは極めて個人的な私の好みで選びました。
試合で初めて<絶望>というものを味わったんじゃないかな、と思う小次郎。
それと対照的なのが次ですね。
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勝った おれは 勝ったのか…
勝っても負けても、しんどい表情ですね、小次郎。
続いて松山光。
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おれたちはチームワークで勝負するんだ
サッカーはチームプレイだということを おしえてやろうぜ!!
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クッ こんなタックルで くたばるような おれじゃないぜ!!
みてろよ 日向!
サッカーは ひとりじゃできっこないんだ
おまえのワンマンチーム 明和は
おれたち ふらのが かならず たおしてやる!!
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こんなことで 負けてたまるかよな………
おれたちは 練習量では どこにも負けない
あの雪ン中 きびしい寒さの中の練習にくらべれば…
こんなの つらさの内にはいらないぜ!!
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でも このPKは みんなでえたPKだ
だから ここはみんなで… 全員の気持ちで いっしょに けるんだ!!
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日向―――
おまえのことをなんだかんだ いってきたが
おまえも おまえなりに精一杯 戦っているんだな
今日 いっしょに 戦って それが わかった
そして 今日はおれたちが負けた
でも――
でも いつの日か また 勝負だぞ 日向小次郎―――
はあああ、いい男だ、いい漢だ、松山光!
そして沢田タケシ。
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そうだ!! ボクは この大会 どこまでも日向さんをたすけて
そして 絶対優勝するんだ!!
この黄金コンビのかわいらしいツーショットをカットすることはできませんでした……。 タケちゃん、スマン。
最後は大空翼。
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三杉くん どんなことがあっても おれは 全力をつくして戦う
そして 戦うからには かならず勝利をめざす
本来なら次回のその2に入れるべきですが、ここが122~123ページなので。
【作品を愛するがゆえに、あえて重箱の隅を楊枝でほじくるコーナー】
★スライディングタックル
この試合だけで何度あったのか? 反則とそうでないものとの差は?(←それは審判が決めるから分からない)
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小次郎
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金田くん
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小次郎
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中川くん
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小次郎
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松山くん ☆反則からのPK
これは松山くんがわざと足を出したからねえ……。
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石井くん
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松山くん ☆反則からのフリーキック
石井くんだと思うんだけど、明和小ご贔屓の皆さん、もしも違ってたら正しい選手を教えてください。
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タケちゃん
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松山くん ☆ゴール
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山室くん&小田くん
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小次郎 ☆ゴール
どうも小田くんには見えないのだが、この直後のページの背番号11から、小田くんと判断。
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これね。
★不気味な雰囲気の若島津健
並べて見てみたら面白いですよ~。 ただし「不気味な雰囲気」というのは私の独断で決めたので、文句は言わないように。
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シュート決めた小次郎を見つめる健ちゃん。
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前半の松山くんのPKの前。
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松山くんのPK決められた後の、健ちゃんの名言。
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嬉しそうな小次郎&タケちゃん、助かったという吉良監督の表情と、対照的な健ちゃんの雰囲気。
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またも出ました、健ちゃんの名言。
南葛との決勝戦の前半くらいまでは不気味なムードが漂っていたのですが、だんだんとかわいくなってきたからなあ……。
ここに並べた画像も、よくよく見ると「かわいい」のがあるよね?
★吉良監督の「日向」呼び
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しかも身内同然のタケちゃんへの発言。
★岬くんの「あのPKをとめたキーパーもね」発言
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「ライジングサン」で、吉良監督による<明和カルテット>の回想シーンが出ていましたが、この岬くんの態度と発言では「若島津健を知らない」と判断しますよね? 知っていたら、キーパー交代の場面でビックリ仰天してるはず。
それに明和小にいた頃の岬くんは、年下のタケちゃんがサッカー部所属と知ってたのに、健ちゃんがサッカー部所属と知らないってのは、おかしいよね? 矛盾があるよね……。
二次創作されている皆さんも、この点で頭を悩ませていて、多彩な理由を考え出されているようです。 それを知るのも、楽しみでありますが。
ともあれ「岬くんが明和小に在籍していた期間」が判断や解釈が分かれるポイントですが、「ライジングサン」では<明和カルテット>が既成事実で、これで押し通すようですね。 これ以上、やんやとツッコミをするのは止めた方がよさそうです。
今回読み直して改めて気づいたところ
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ハーフ・サークルフォーメーション。
読んだ当時からちょっと違和感があったんですが、バスケットボールの攻撃陣の布陣に似てない? 今のサッカーで、こんな布陣はあるのかなあ。ないよね?
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今回もお読みいただき、ありがとうございます。後日、追加訂正もあるかもしれません。
7巻の続きの更新もなるべく早くしたいので、お楽しみに……。
それにしても画像がボケボケで申し訳ない。
gooの画像のピクセルの仕様が定型サイズになったため、アップする際に、こちらが前もって設定したサイズと合わないのですよ。
せめてフリーサイズも欲しいと要望してるんですが……。